こんにちは!
Style Lab整骨院・整体院の大久保です!
今回は、前回の続き最後の『姿勢の種類』についてご紹介します!
最も一般的な姿勢の分類として世界的に普及している
【ケンダルの分類】の最後の一つを説明します!
必ずこの姿勢の種類に当てはまるものではないですが、
自分がどのタイプの姿勢に属しているかで、
おおよそ硬い筋肉、弱化している筋肉などを予測できます。
本日もその中の1つ『スウェイバック』(猫背型)を紹介します。
スウェイバックは、運動不足の現代人に多い不良姿勢です。
猫背で腹が突き出たように見える姿勢であり、股関節まわりの筋力が弱っている方に多く見られます。
◆スウェイバック(猫背型)とは
スウェイバックは日本語で「後弯-平坦姿勢」と呼ばれ、背中は丸まり、腰の位置が前に出るとともに骨盤が後傾し、腹が突き出たように見える姿勢です。
腰の位置が前に出ることから「反り腰」と混同されることもありますが、
スウェイバック姿勢は丸腰になることもありますから、「反り腰 or 丸腰」とはまた別の概念です。
※「スウェイバックかつ反り腰」になっている方も存在し、
そういった姿勢は現場で「反り腰スウェイバック」と呼ばれることもあります。
また英語ではSwaybackと書き、「上半身が下半身よりも相対的に後に位置する姿勢(Swayしている姿勢)」という意味を持ちます。
スウェイバックになる要因として大きいのが、楽な姿勢を保とうとする意識です。
スウェイバック姿勢の方は、立ったときにお腹まわりの筋肉で姿勢を維持せず、
股関節の可動域いっぱいのところで腰を引っ掛けるような立ち方になってしまっている傾向にあります。
結果として大腿四頭筋など下半身前側の筋肉が伸長し、
ハムストリングスや大臀筋など下半身後側の筋肉が短縮し、スタイルの悪化や腰痛を引き起こすリスクがあります。
◆スウェイバックの筋肉への影響
スウェイバック姿勢が影響する可能性がある筋肉についてまとめました。
◆スウェイバック姿勢で伸長(弱化)しやすい筋肉
□上部前方腹筋(腹直筋上部、内腹斜筋上部)
□ハムストリングス
□肋間筋
◆スウェイバック姿勢で短縮(過緊張)しやすい筋肉
□下部前方腹筋
□股関節屈筋群(≒腸腰筋)
□胸椎伸筋
□上背部筋群
□頸部屈筋群
□大臀筋(筋力低下のみ)
□大腿直筋(筋力低下のみ)
スウェイバック姿勢では、お腹の上側や肋骨まわりの筋肉と、足の裏側であるハムストリングが短縮しやすくなります。
ただしハムストリングスを立位で触診する場合は、短縮・伸長どちらの状況でも緊張して感じるため、判断には注意が必要です。
スウェイバックは腹圧をかけず楽に立つ姿勢になる傾向があり、結果的に上記さまざまな筋肉が弱化・伸長する可能性があります。
◆まとめ
スウェイバックは、運動不足の方に多く見られる不良姿勢の一つです。
基本的には意識的に背筋を伸ばし、腹圧を高めた姿勢を維持することが、スウェイバック姿勢を解消するのに必要です。
以上が最も一般的な姿勢の分類【ケンダルの分類】4つとなります!
こんな方にオススメ「頭痛」「肩こり」「腰痛」「四十肩・五十肩」「ギックリ腰」「坐骨神経痛」「椎間板ヘルニア」など
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