ラクトフェリンについて
こんにちは!
Style Lab整骨院・整体院の大久保です!
今回は『ラクトフェリン』についてお伝えします!
内容が医学的根拠を記載している分、難しいかもしれません。
ラクトフェリンは、テレビでも最近取り上げられたりと何かと話題です。
「ラクトフェリンは良い!」
と言っていても、何が良いのかわからない!という方のために今日はお伝えしていこうと思います^ ^
◇ ラクトフェリンって?
ラクトフェリンは母乳(特に初乳)に多く含まれているたんぱく質です。
細菌やウイルスに対する力が強く、生まれたばかりの赤ちゃんを守ってくれる成分として知られています。
また『鉄結合性たんぱく質』とも言われていて、鉄とくっつき体に運んでくれる役割があるため、女性の悩みに多い『貧血』の予防や改善に役立つなど
とても重要なものなのです!
つまり、まとめると
『身体を内側から守るたんぱく質』
『鉄の吸収も促進するから、貧血改善にも役立つ』
ことが大きな特徴と言えます。
ちなみにこのラクトフェリンですが、本当に希少な成分なんです。
熱に弱い性質を持っており、製造の過程で失われてしまうのでなかなか多くを摂ることができない代物。
搾りたての牛乳(生乳)でもなんと約0.03%しか含まれない、とっても貴重なたんぱく質なんです。
まさにたんぱく質界のシャトーブリアンとでも言いましょうか。
そういう希少な成分なんだなと思ってください。
ちなみにラクトフェリンというのは
Lacto(=乳) + Ferrin(=鉄) → Lactoferrin(ラクトフェリン)
が語源となっています。
この名前から見ても鉄との結びつきを感じさせる成分ですね。
また、特にコロナ化の影響もあり免疫についての情報が皆様にとっても非常に身近になっているかと思いますが、このラクトフェリンが免疫に対しても重要な成分であると研究でわかってきました。
◇ラクトフェリンには
1.侵入防御
2.増殖抑制
3.免疫活性
の働きがあると研究成果が得られています。
1.侵入を防ぐ
・ラクトフェリンには食中毒菌の付着たんぱく質を分解することや、ウイルスや細菌が腸壁の細胞に付着することを防ぐ効果が確認されている。
(McCannら J Appl Microbiol, 2003)
2.細菌の増殖を防ぐ
・ラクトフェリンは抗菌作用の効果を持ち、食中毒菌に付着し、菌の増殖を抑える効果があることが確認されている。
(村田ら J. Daily Sci., 2013)
3.身体を守る細胞の働きを活性化する
・ウイルスなどに感染したなどを攻撃する免疫細胞の1つである「NK細胞」が増えることや活性化することが確認されている。
・鉄欠乏および鉄欠乏性貧血を罹患した妊娠後期の妊婦において、ラクトフェリンの有効性と硫酸第一鉄を比較し、ラクトフェリン摂取した群ではヘモグロビン及びフェリチンの統計学的に有意な増加が確認された。
(Paesanoら International Journal of Immunopathology and Pharmacology, 2010)
・遺伝性血栓性素因妊婦の鉄欠乏、鉄欠乏性貧血の治療にラクトフェリンを用いたところ、ヘモグロビンとフェリチンの増加を示した。
(Paesanoら Clinical Trials, 2014)
・妊娠中の鉄欠乏性貧血治療のためにラクトフェリンの経口投与を行い、ヘモグロビンの増加とラクトフェリンに対する認容性(ラクトフェリンが増加しても問題ないこと)が検証された。
(Rezkら Journal of Advanced Nutrition and Human Metabolism, 2015)
・妊婦及び非妊婦の貧血及び炎症性貧血の治療にてラクトフェリンの経口投与を行い、ヘモグロビンとフェリチンの値の増加を示した。
(Lepantoら Clinical Trials, 2018)
ちょっと内容が学術的で難しかったですね…
要はラクトフェリンっていうのが『免疫に働く』だけでなく、『鉄分吸収を促してくれる!』ということをこういった世界中で研究がされていて、とっても注目されているだなっていうことをご理解いただければ幸いです^ ^
「ラクトフェリンについて」とは?について以上となります! これからも色々情報を発信させていただきます!
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