「坐骨神経痛」
こんにちは!
Style Lab整骨院・整体院の大久保です!
本日は「梨状筋症候群(坐骨神経痛)」についてお話しさせていただきます!
梨状筋症候群(坐骨神経痛)とは
坐骨神経が坐骨切痕を通過し、骨盤の外側に出る部分で梨状筋に圧迫や刺激を受けると、疼痛が引き起こされます。
これが梨状筋症候群です。
股関節が内旋し、梨状筋が伸展する際に、筋肉間で坐骨神経が圧迫されることで、痛みやしびれを感じることがあります。
梨状筋の中を走行する坐骨神経が筋肉に挟み込まれることで痺れが出ます。
梨状筋症候群(坐骨神経痛)の原因
梨状筋症候群は、股関節の外旋筋である梨状筋が通常とは異なる形状や走行をしているため、近接する坐骨神経を圧迫し、下肢にしびれや痛みを引き起こします。
骨盤出口部で起こる典型的な絞扼性神経障害の一つです。
発症要因としては、軽度の外傷が最も多く、その次に立ち座りの動作の繰り返し、硬い椅子での長時間の座位、腰椎の手術などが挙げられます。
しかし、約60%の例では明確な誘因が存在せず、日常生活中に発症します。
※座りっぱなしでの長時間の作業も要因の一つです!
梨状筋症候群の症状
症状は、骨盤部から下肢にかけての強烈なしびれ・痛みです。
いわゆる坐骨神経痛の症状を呈し、下肢痛の部位は坐骨神経の走行経路に一致します。
大腿部・下腿部では外側から後面にかけて、足部では足背・足底に痛みが現れます。
痛みの部位の特性としては、通常の腰椎疾患では足部の痛みが足背に限定されることが多いのに対し、梨状筋症候群では足底全体に痛みやしびれが発生します。
また、動作時の痛みの特性としては、腰椎疾患では歩行により痛みが増し、安静時には軽減することが多いのに対し、梨状筋症候群では座った状態で痛みが増し、痛みのある側の腎部を持ち上げることになったり、立ち上がりや座る動作時に痛みが強くなることが多いです。
一方で、歩行により痛みが軽減するというパターンを示すこともあります。
神経学的所見としては、多くは感覚障害も運動障害も見られず、しびれや痛みの訴えのみで、他覚所見が乏しいことが特徴的で、このことが本疾患の診断根拠になり得ます。
また、腰椎椎間板ヘルニアにおいては一般に見られるSLRテストが、本疾患でも陽性を示すことがあり、椎間板ヘルニアと誤診されることもあります。
梨状筋症候群の検査
MRIが有用とされる報告も存在しますが、実際のところは左右の坐骨神経の比較による診断は困難であり、画像診断は確定的ではありません。
腰椎椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症などの脊椎関連の疾患との鑑別が必要で、そのために腰のMRIは非常に有効です。
◇坐骨神経痛の予防・改善
坐骨神経痛の予防・改善にはストレッチが効果的だと考えられています。
ストレッチによって背骨や筋肉をゆっくり伸ばして緊張をほぐせば、椎間板や脊柱管への負担を軽減することができます。
デスクワークや立ち仕事によって長時間の同じ姿勢でいることが多い人は、仕事の合間にストレッチをするのがおすすめです。
当院では予防や改善できるようしっかりと治療やストレッチを行うことができます!