「TFCC損傷」とは? その1
こんにちは!
Style Lab整骨院・整体院の大久保です!
本日は「TFCC損傷」について、2回に分けてお話しさせていただきます!
●TFCC損傷とは
TFCC(三角線維軟骨複合体)損傷は、手首の尺骨側(小指側)の痛みの原因となる疾患です。
診断が難しく、しばしば単なる捻挫として放置されていることがあります。
手をついて転倒するなどの外傷や、スポーツ外傷でもよく見られます。
一度の強い衝撃で発生する急性の損傷と、繰り返し行われる動作によって起こる慢性の損傷の2種類があります。
●TFCC損傷の原因
TFCC損傷は、転倒して手をついた際に生じやすく、手関節が過度に背屈した状態や回内位になっているとされています。
スポーツでは、野球やテニス、ゴルフのようにグリップを握る動作や、柔道で相手の襟や袖を掴む動作、体操でバーを把持する動作など、手関節尺側に軸圧がかかる場合や、過度の背屈、尺屈、回旋ストレスが加わる状況で損傷が生じやすいと考えられています。
格闘技の分野では、柔道、レスリング、空手、合気道、ボクシングなどでTFCC損傷が見られることがあります。
●TFCCの構造と機能
三角線維軟骨複合体(TFCC)は、手関節の尺側に位置する靱帯や線維軟骨の複合体のことで、遠位橈尺関節(DRUJ)の支持性や尺骨手根関節(UCJ)での力の伝達とクッションの役割を担います。
TFCCには、掌側橈尺靭帯や背側橈尺靭帯、尺骨月状骨靭帯、尺骨三角骨靭帯、関節円盤(disc proper)、メニスカスホモログ、尺側手根伸筋(ECU)腱鞘、尺側側副靭帯などが含まれ、ハンモック状の構造を形成しています。特に橈尺靱帯は、遠位橈尺関節の主な支持構造として認識されています。
本日はここまで! また次回続きをお話しさせていただきます!
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